GUIのUbuntuを手っ取り早く用意する方法
開発の関係でササッとGUIが使えるLinux環境を用意する必要があり、忘備録がてらブログに起こしました。Macで実行しましたが、Windowsでも問題なく実行できると思います。
事前にMutipassをインストールしておいてください。
※1年以上ぶりの更新になってしまいました。。あっという間過ぎて草
とても簡単で、このフォーラムに書いてあることを実施すればOKです。
cloud-init.yml経由でubuntuを初期設定していること、ubuntuユーザー以外で実行したかったことから、cloud-config.yml
を用意して実施しました。
# package package_update: true package_upgrade: true packages: - ubuntu-desktop # enable GUI - xrdp # connect via RDP users: - name: ユーザー名 groups: admin sudo: ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL shell: /bin/bash chpasswd: list: | ユーザー名:パスワード expire: False
以上のファイルを cloud-config.yml
として保存し、Multipassでの起動時にオプションとして渡してあげます。
- CPU4コア
- メモリ6GB
- ディスク128GB
- マシン名ubuntu-desktop
として作成します。
$ multipass launch --cpus 4 --disk 128GB --mem 6GB --name ubuntu-desktop --cloud-init cloud-config.yml
ubuntu-desktopのインストールにかなり時間が掛かりMultipassがタイムアウトのエラーを吐きますが、裏で順調にインストールが続いているのでそのまま待ちます。 作ったVMにログインし、psコマンドなどを使ってインストールプロセスの有無を確認しても良いかもしれません。
作成後、Multipassのlistコマンドを利用して、払い出されているIPを確認します。このIPはマシン内部でのみ有効です。
$ multipass list Name State IPv4 Image ubuntu-desktop Running 192.168.64.9 Ubuntu 20.04 LTS
Remote Desktopクライアントをホストにインストールし、接続してみます。Microsoft公式のクライアントが一番良いのでAppStoreからインストールします。
+マークから Add PC
を選択し、先程取得したIPアドレスを PC name:
に入力し、Add
ボタン押下でPCを追加します。
PCリストに表示されたら、早速接続してみます。
リモートサーバーの証明書が検証できなかったエラーが出ますが、問題ないので connect
を押下します。
先程cloud-init経由で作成したユーザ名とパスワードを入力し、 continue
を押下します。
設定が問題なく済んでいれば、無事Ubuntuのデスクトップが表示されるはずです。